コンテンツヘッダー

概 要


(1)プロジェクトの目的
この「職業倫理教育プロジェクト」(「法曹を中心とする専門職業人の職業倫理教育の開発」プロジェクト)は、以下を目的としたプロジェクトです。
① 各専門職の職業倫理(法曹倫理、技術者倫理、マスコミ倫理、企業倫理・経営倫理など) に共通する倫理的課題について、日本および米国の現状を調査
② 専門職の職業倫理に共通するコア倫理の抽出
③ 汎用性のある教育手法の開発(共通教育科目化の実現)
④ 特に、倫理規範を欠いている裁判官及び検察官の法曹倫理について、倫理教育に有効な教育手法の開発

*一橋大学では、このプロジェクトと関連するものとして、平成24年度より「裁判官および検察官の倫理教育の開発プロジェクト」を実施しています。同プロジェクトは、日本における裁判官および検察官の法曹倫理についてのモデル案の策定を目的としています。(2)プロジェクトの事業概要
【プロジェクト実施期間】2012年(平成24年)4月~2015年(平成27年)3月
【事業内容】
① 一橋大学法科大学院の法曹倫理科目等の教員や他研究科の倫理研究者、本プロジェクトのための客員教員などが参加して、「職業倫理教育研究会」を設置する。この研究会の中で、各専門職の職業倫理の現状について調査する。
② 専門職の職業倫理(たとえば、技術者倫理、マスコミ倫理、企業倫理など)に関する文献及び資料を収集する。
③ 海外の専門職の養成機関における職業倫理教育の現状を把握するため、各国の文献・資料等を収集するほか、海外の専門職の養成機関の教育方法を知るために、プロジェクトのスタッフを派遣して、教育手法や方法論の実践的な知識を研究する。
④ 海外の職業倫理教育の専門家を招き、実際に様々な職業倫理教育を実践する。
⑤ 本プロジェクトの研究の成果を公表するために、国内外の専門職の職業倫理教育の専門家を交えて、国際シンポジウムを開催する。
(3)プロジェクト・参加メンバー
村岡啓一 一橋大学法学研究科教授
一橋大学法学部卒。1976年弁護士登録(札幌弁護士会)。26年間の弁護士生活を経て、2002年4月から現職。専門は、刑事法(刑事弁護実務)、法曹倫理。近年の研究テーマとして、「法科大学院における科目横断的法曹倫理教育の開発」、「刑事弁護人の役割と倫理」、「法曹を中心とする専門職業人の職業倫理教育の開発」などに取り組む。

*主要論文:

  1. 「憲法的刑事訴訟論」『刑事司法改革と刑事訴訟法』上巻所収(日本評論社、2007年)
  2. 「冤罪事件から捜査機関は何を学んだのか」『誤判原因に迫る―刑事弁護の視点と技術』所収(現代人文社、2009年)
  3. 「刑事弁護人の役割論の現状評価」『自由と正義2012年10月号』所収(日本弁護士連合会)など

*訳書:

  1. ギスリー・グッドジョンソン著『取調べ・自白・証言の心理学』(共訳。酒井書店、1994年)
  2. リチャード・ズィトリン/キャロル・ラングフォード著『アメリカの危ないロイヤーたち』(現代人文社、2012年)